ほったらかしで稼ぐことができるソーシャルレンディング。
近年日本国内でも人気の投資となり、多くの業者がソーシャルレンディングに新規参入しています。
今回紹介するアップルバンクは、2016年11月に設立され、2017年4月にソーシャルレンディングサービスを開始した比較的新しい業者です。
他の業者では扱っていない特徴的なファンドを扱っており、今後どのような成長を遂げるのかとても楽しみです。
今回は、アップルバンクの特徴や評判はどのようなものなのかを徹底的に調査してみました。
アップルバンクでの投資を考えている人に役立つこと間違いなしです!
また、アップルバンクで投資をする上でのメリットやデメリットも合わせてご紹介していきます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
Contents
アップルバンクとは
先ほどちらっとご紹介しましたが、アップルバンクは2016年11月に設立され、2017年4月からサービスを開始しているソーシャルレンディング業者です。
運営会社は株式会社アップルバンク、本社所在地は東京都港区です。
アップルバンクはmaneoと業務提携をしているいわゆるmanneoファミリーと呼ばれている業者で、maneoのプラットフォームを利用してファンドの募集を行なっています。
maneoは、登録ユーザー約9万人、成立ローンは約2000億円というソーシャルレンディング大手の業者です。
このmaneoと業務提携をすることで、アップルバンクはファンドの募集を行なうことができます。
アップルバンクの特徴
アップルバンクがどのような業者なのかなんとなくわかったところで、アップルバンクのソーシャルレンディング業者としての特徴をご紹介していきます。
アップルバンクは、以下のような特徴がある業者です。
- 特徴的なファンドを扱っている
- 利回りは5%台~14%と幅がある
- 遅延0、貸し倒れ0で順調に運用中(2019年6月5日時点)
- 最低投資額は2万円
- 基本的には毎月分配
- 担保・保証がないファンドが多い
これらについて1つずつ解説していきます。
特徴的なファンドを扱っている
アップルバンクの1番の特徴は、他の業者では扱っていない特徴のあるファンドを扱っているということです。
それは、給料前払いシステム事業ファンドというものです。
給料前払いシステム事業ファンドは、前払い、日払い、週払い制を導入するために必要な費用を賄うためのファンドです。
前払いや日払いで給料を貰えることは人材確保のための手段としてとても有効で、社員の福利厚生としても活用されています。
このような目的のファンドは他の業者では扱っておらず、アップルバンク最大の特徴と言えます。
アップルバンクが扱っているその他のファンドは、担保付不動産ビジネス事業ファンド、不動産デベロップメントファンドとなっています。
アップルバンクの母体が、不動産デベロップメント事業やファンド事業でさまざまな案件を扱ってきた投資のプロ集団のため、このようなファンドが中心になっているようです。
利回りは5%台~14%と幅がある
ソーシャルレンディングをおこなう上で重要なのは利回りですよね。
アップルバンクで扱っているファンドの利回りは、5%台~14%台とかなり開きがあります。
他の業者と比較すると、5%台は低いですが、14%はかなりの高い利回りです。
過去のファンドを見てみると、7%~9%が1番多くなっており、他の業者とほぼ同じ水準といえるでしょう。
ファンドによって差があるのは当然なので、投資をする際にはしっかりと利回りを確認するようにしましょう。
遅延0、貸し倒れ0で順調に運用中(2019年6月5日時点)
この記事を執筆している2019年6月5日時点では、アップルバンクは遅延・貸し倒れともに0件となっています。
参照:https://www.applebank.jp/fund/RepaymentList
また、返済実績はこんな感じです。
参照:https://www.applebank.jp/fund/RepaymentList
貸付958件のうち返済済みが844件というのはなかなかいい感じで運用ができているのではないでしょうか。
返済中は114件ということで、ぜひこのまま順調に運用してほしいですね。
最低投資額は2万円
ソーシャルレンディングの特徴の1つとして、投資額が少額からでも始められるというものがあります。
アップルバンクでは、2万円から投資をすることができます。
1万円からという業者もありますが、株式投資などと比べると十分少額から始められる投資ですよね。
基本的には毎月分配
アップルバンクで扱っている大半のファンドは、利回り分は毎月分配となっています。
投資金額によっては毎月大きな金額が不労所得で入ってくることになります。
生活費を賄うのは難しいと思いますが、投資額によってコーヒー代、ランチ代、飲み代ほどのお金は分配されるので、投資がうまくいっている喜びも味わうことができます。
私が調べた中では毎月分配となっているものがほとんどでしたが、ファンドによっては変わる可能性もあります。
ぜひファンドを選ぶ際に利払いがいつなのかをしっかりとチェックしてくださいね。
見方はとても簡単で、ファンド詳細のところで以下のように『利払いは毎月』と書いてあれば毎月分配ということになります。
参照:https://www.applebank.jp/fund/detail?fund_id=575
担保・保証がないファンドも扱っている
ソーシャルレンディングは、貸し倒れというリスクがあるので担保・保証があるファンドを選ぶことがリスク低減につながります。
しかし、アップルバンクでは担保・保証のどちらもないファンドも多く扱われています。
参照:https://www.applebank.jp/fund/list
この画像のファンドは、担保・保証ともに空欄になっているので両方ともないということです。
アップルバンクで扱っているファンド一覧を見ると、このようにどちらも空欄になっているファンドも多く扱われています。
今までは遅延も貸し倒れも0件ですが、いつどのような状態になるかわかりません。
リスクを低減させるという意味でも、担保・保証があるファンドを選ぶことをおすすめします。
直近のファンドでは担保・保証ともにないものが多いですが、少し前にさかのぼると担保がついているファンドが大半を占めています。
時期やファンドによって担保の有無も変わってくると思うので、ぜひ担保や保証の有無もしっかりとチェックしましょう。
アップルバンクの評判やメリット・デメリットは?
アップルバンクの特徴がわかったところで、メリットとデメリットをご紹介していきたいと思います。
アップルバンクのいい評判・メリット
アップルバンクのいい評判・メリットは以下の通りです。
- 特徴的なファンドに投資ができる
- 高い利回りのファンドがある
- 運用期間が長期から短期まで選べる
特徴のところでも紹介した通り、アップルバンクでは給料前払いシステム事業という変わったファンドに投資をすることができます。
他ではない特徴的なファンドに投資ができることもメリットの1つです。
利回りは幅がありますが、比較的高い利回りの案件も扱っているのでファンド次第では高い利回りで投資をすることができます。
また、アップルバンクの運用期間は5ヶ月という短期から24ヶ月という長期のファンドを扱っています。
自分の投資スタイルによって好きな期間を選ぶことができるのもメリットといえるでしょう。
アップルバンクの悪い評判・デメリット
続いてはアップルバンクのデメリットをご紹介していきます。
- 担保・保証がない案件がある
- 運営会社自体に実績が少なく実態もよくわからない
- maneoファミリー
以前は不動産担保がついているファンドを多く扱っていましたが、近年では担保・保証ともにいないファンドが多くなってきました。
リスクを考えると担保・保証がついているファンドで投資を行なうのがおすすめなので、近年の担保・保証がないファンドが増えているのはとても残念だと思います。
また、アップルバンクは会社設立したばかりなので、貸し倒れを1件も起こしたことがないという実績しかありません。
他の業者は証券会社が運営していたり、上場企業のグループ会社というバックボーンを持っていたりします。
その点を考えると、アップルバンク自体に実績がなく、公開されている情報が少ないことはデメリットといえるでしょう。
そしてなにより、maneoファミリーということが大きなデメリットだといえます。
最大手の業者と業務提携をしているというのは本来メリットになりますが、maneoは近年関東財務局から業務改善命令を受けたり、遅延を大量発生させているという事態に陥っています。
また、他のmaneoファミリーでは訴訟問題に発展していたり、貸し倒れを起こしているなど大きなトラブルが起きている業者が多いです。
このことを考えると、以前はメリットだったmaneoファミリーも現段階ではデメリットとなってしまいます。
もちろんmaneoファミリーの中で順調に成長している業者もあります。
maneoファミリーが全部ダメなのではないことも覚えておいてくださいね。
アップルバンクでの投資がおすすめなのはこんな人!
ここまで紹介した内容を踏まえて、アップルバンクでの投資がおすすめなのはどんな人なのかをご紹介していきます。
- リスクをとって高い利回りで投資がしたい人
- 変わったファンドに投資をしたい人
- 運営会社の安定感をあまり重視しない人
- 分散投資がしたい人
アップルバンクの特徴の1つに、変わったファンドを扱っているというものがあります。
前払い給料システムという変わったファンドに投資をしてみたいという人にぴったりです。
また、担保・保証がないというリスクをとって高い利回りで投資をしたいという攻めの投資をしていきたいという人にもおすすめです。
担保・保証がないことは多少リスクが高くなります。
他の業者と併用で使いながらリスク分散をしていくことをおすすめします。
さらに、他の業者と比べると運営会社に不安要素があることは否めません。
運営会社の安定感はあまり重要視しないという人にもおすすめな業者です。
まとめ
アップルバンクは、攻めの投資をしたい人におすすめの業者です。
できたばかりであまり実績はありませんが、遅延・貸し倒れ0件という実績は評価できるものです。
担保や保証がないファンドがある点はとても残念ですが、変わったファンドに投資をしたいという人はまずは口座開設だけでもしておくことをおすすめします。
ファンド募集がかかったらすぐにいっぱいになってしまう可能性もあります。
気に入ったファンドが出てくるのを万全の状態で待っておくのをおすすめします。