新しい投資方法として話題になっているソーシャルレンディング。
ソーシャルレンディングはもともと外国で行われていた投資方法でしたが、数年前から日本国内でも行う人が増えてきました。
投資人口の増加に伴いソーシャルレンディング業者も増えてきており、投資家はさまざまな業者から自分にあった業者を選ぶことができるようになりました。
今回は、比較的新しい業者であるプレリートファンドについてご紹介していきたいと思います。
この記事では、プレリートファンドの特徴や評判、メリットやデメリットを詳しくご紹介していきます。
ソーシャルレンディング業者選びで迷っている人にはとても役に立つ内容です。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
Contents
プレリートファンドとは
参照:https://www.prereitfund.co.jp/
プレリートファンドは、2017年8月に設立されたプレリートファンド株式会社が運営しているソーシャルレンディング業者です。
実際にソーシャルレンディングのサービスを開始したのは2017年12月で、それ以降1度も遅延や貸し倒れはなく順調に運用できています。
プレリートファンドに登録している投資家は2019年6月18日時点で約3400人、応募総額は約14億円となっています。
プレリートファンドでは、リートと呼ばれている不動産投資信託の前段階へ投資する仕組みになっており、扱っているファンドはすべて不動産関連となっています。
プロの投資家が実践しているリートを、投資初心者でも実践できるようにしたのがこのプレリートファンドです。
プレリートファンドは、ソーシャルレンディング大手のmaneoと業務提携をしていることからmaneoファミリーとも呼ばれています。
参照:https://www.prereitfund.co.jp/concept/
ソーシャルレンディング大手と業務提携をしていることは以前ではプラスにとらえられていましたが、現在では投資家にとっての不安材料となっています。
この理由については後ほど詳しく解説していきますね。
プレリートファンドの特徴
では、プレリートファンドの特徴について説明していきたいと思います。
プレリートファンドの特徴は大きく分けて以下のようになっています。
- 不動産投資を専門としている
- 需要が見込める投資対象
- 利回りは5%~6%台
- 担保・保証がないファンドも多い
- 最低投資額は2万円
- 投資期間が比較的長い
これらの特徴について1つずつ解説していきます。
不動産投資を専門としている
プレリートファンドは、リートと呼ばれる不動産投資信託の前段階に投資するため、投資対象はすべて不動産となります。
プレリートファンドで投資をすることで、通常初心者では参入が難しいリートに参加することができます。
専門知識などは一切不要で、誰でも簡単に不動産投資ができることは投資家にとっては大きなメリットといえるでしょう。
需要が見込める投資対象
プレリートファンドでは、医療施設や老人ホーム、ホテルなど社会発展に必要不可欠な分野に投資を行っています。
日本全体の発展に役立つ不動産であり、成長していく分野でもあるため効率的な投資を行うことができます。
利回りは5%~6%台
プレリートファンドの利回りは5%~6%台となっており、他のソーシャルレンディングと比較すると若干低い水準となっています。
とはいえ、銀行の定期預金と比較するとかなり高い水準ですよね。
知識不要で初心者でも気軽に不動産投資ができることを考えると、妥当な水準ではないでしょうか。
効率的に投資をしたい方は、他のソーシャルレンディング業者で扱っている利回りが高いファンドと分散して投資を行うのもおすすめですよ。
分散投資はリスク分散にもなるので、リスクを回避するという意味でもおすすめの方法です。
担保・保証がないファンドも多い
ソーシャルレンディングでは貸し倒れのリスクを回避するため、担保や保証があるファンドへ投資するのがおすすめです。
しかし、プレリートファンドでは担保・保証がない案件がかなり多い印象です。
サービス開始してしばらくは担保がついている案件も多かったようですが、最近では担保がついてない案件が大半を占めています。
投資対象は今後成長していくものですが、担保や保証がないのはプレリートファンドのデメリットといえるでしょう。
最低投資額は2万円
プレリートファンドの最低投資額は2万円となっています。
ソーシャルレンディングの中には1万円で投資が始められる業者もあるので最安ではありませんが、株式投資など他の投資と比べるとかなり少額から始めることができますよ。
投資期間が比較的長い
プレリートファンドでは、運用期間が長期になっているものが多いです。
12ヶ月以上が多く、24ヶ月というものもあります。
他のソーシャルレンディング業者では、短いもので1ヶ月というファンドを扱っているところもあります。
運用期間は短ければ短いほどリスクが少ないため、24ヶ月という期間は多少リスクが高いといえるでしょう。
2年後にいったいどんな経済状況になっているのかもわからないですもんね。
特に初心者は、できるだけ短いファンドに投資するのがおすすめです。
プレリートファンドの評判
プレリートファンドの特徴がわかったところで、プレリートファンドの評判がどうなっているのかをご紹介していきたいと思います。
評判①:対象不動産の情報が公開されている
プレリートファンドの案件では、対象不動産の保有会社、運営会社やその親会社、不動産名やテナント名が公開されています。
これらの情報が開示されていると、投資家が投資をするかどうかの判断をする際にとても役に立つため、投資家から高い評価を受けています。
評判②:運用期間が長すぎる
先ほどもご紹介しましたが、プレリートファンドでは多くの案件が12ヶ月、長いものだと24ヶ月という長期の運用期間となっています。
プレリートのため、売却交渉に時間が必要なため比較的長期になると考えられます。
ソーシャルレンディングでは運用期間が長くなればなるほどリスクが高くなることもあり、この点は投資家からの評価は悪くなっています。
maneoファミリーで不安
先ほど簡単にご紹介しましたが、プレリートファンドはmaneoと業務提携をしています。
maneoはソーシャルレンディングの中では老舗業者として会員数も他の業者とは比べ物にならないほど多くなっています。
なぜmaneoと業務提携をしていることが不安に思う人が多いのでしょうか。
maneoファミリーの中には、近年遅延や貸し倒れを多く出している業者があります。
一部では詐欺まがいの行ないをしている業者があり、maneoから訴訟を起こされているところもあります。
また、maneoも業務改善命令を受けるなどイメージがあまりよくありません。
このように、maneoに関連している業者というだけで警戒する投資家が多くなっています。
プレリートファンドからの償還金、どうしよう?
再投資したいけどmaneoと密接で怖いし、とりあえずmaneoの期失案件が全て片付くまで様子見、出金しよう。— らぬたふ (@ranutafu) 2019年2月20日
プレリートファンドはこんな人におすすめ!
プレリートファンドは、こんな人におすすめの業者です。
- 投資額が2万円以上の人
- リートや不動産投資に興味があったけど難しくて実践できない人
- 成長分野に投資をしたい人
- 利回りはあまり高くなくてもいいという人
- 分散投資を考えている人
プレリートファンドは最低投資額が2万円以上となっているので、2万円以上の投資額が必要になります。
それ以下の投資額では投資を行なうことができません。
また、不動産投資やリートに興味があったけど難しくて実践できないという人にもおすすめです。
プレリートファンドでの投資を通じて、リートや不動産投資についての知識を増やすきっかけにもなるでしょう。
今後外国人観光客が増えることからホテルが必要になったり、高齢者が増えるため高齢者施設が必要になるなど、プレリートファンドではこれから成長していく分野に投資をすることができます。
プレリートファンドで投資をすることは、日本が成長するために投資をするともいえるでしょう。
そして、プレリートファンドはほかの業者と比べると利回りがあまりよくありません。
その利回りの低さを気にしない人、利回りがいい他の業者との分散投資を考えている人にもおすすめの業者です。
まとめ
今回は、不動産に特化したファンドを扱うプレリートファンドについてご紹介しました。
プレリートという特殊なファンドを扱っているプレリートファンド。
プレリートファンドを通じて成長分野への投資することは日本の発展にも貢献することができます。
プレリートファンドでの投資をぜひ検討してみてくださいね。