ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングの投資初心者にありがちな三つの失敗ポイント

最近人気が上昇している、ソーシャルレンディング投資。
5%以上の高利回りで、しかも運用の手間がかからないメリットがあります。
しかし単純に何も勉強してせず、ソーシャルレンディングに投資すれば、当然ながらリスクが発生します。

そこで、ソーシャルレンディング投資の初心者にありがちな、三つの失敗をご紹介します。
この記事を読むことで、ソーシャルレンディング投資における失敗を避けやすくなるでしょう。

利回りだけを見て投資してしまう


ソーシャルレンディングは投資だけに、まず利回りの数字だけを見がちです。

利回りが高い案件ばかりを選んでいた結果、投資した元本の損失が発生しまったという事態もあります。
利回りだけを見るとなぜ危険なのでしょうか。

利回りの高い案件は返済リスクが高い

ソーシャルレンディングは、貸付金利が投資家の収入になるため、利回りが高い案件はそれだけ借りる側の負担が高いです。
つまり、利回りが高い案件は返済が予定通りに行われない可能性も高いということです。
例えば利回り10%の案件があったとします。実際に貸付時の金利はソーシャルレンディング会社の利益も含むため、15%程度であることが多いです。

そうなると融資を受けた会社は融資金額が1億円の場合、1年間の運用案件であれば最終的に1億1,500万円を返済しなければいけません。

大変金利負担が、重くなります。
そのため事業の運用に失敗すれば、投資家が投資したお金が満額返済されないリスクが発生するのです。

利回りの高い会社ばかり利用するのは危険

ソーシャルレンディング会社の中には、過去に10%を超えるような好利回り案件だけ提供していた会社もありました。
代表的な会社として

  • みんなのクレジット
  • グリーンインフラレンディング
  • ラッキーバンク
  • クラウドリース

などが挙げられます。
しかしこの4社は、現在全て営業を停止しています。

高利回り案件を提供した結果、投資家の資金は集中しました。
しかし、結果は満足な返済を行うことができない事業者にばかり貸付をしていたのです。
担保を売却して投資家に返済行った案件もありますが、担保価値は低く、投資家は大幅な損失を被りました。

それに比べて利回り5%前後の案件を提供するオーナーズブックやSBIソーシャルレンディング、クラウドバンクのではこういった大幅な返済遅延や貸し倒れは発生していません。
利回りの高い会社はリスクが高かったと証明された事例と言えます。

1社に集中投資してしまう


次に気をつけるべきポイントは、ソーシャルレンディング会社の中でも1社にのみ、集中投資してしまうことです。
投資において投資先を分散することは、リスクの軽減につながります。
1社のみに集中投資すると、どのようなリスクが発生するのでしょうか。

集中投資は大規模なな損失を招く

まず集中投資をすると、その投資先に問題があった場合、大きな損失が発生する可能性があります。
例えば先に挙げたグリーンインフラレンディングは、年利が平均12%と非常に高い利回りの案件を提供していました。投資家から、短期間で200億円以上のお金を集めていたのです。

しかしグリーンインフラレンディングは、行政処分を受けた後、一斉に投資家への配当金を中止しました。それから1年半以上が経過していますが、投資家から集めたお金を十分んり返済できない状態が続いています。

もし、グリーンインフラレンディングが利回りが高いからといって、ここだけに集中投資していたらどうなってしまうでしょう。
ソーシャルレンディングに投資していたお金がずっと出金もできず拘束されることになります。

もし、仮にグリーンインフラレンディング以外に、SBIソーシャルレンディングやクラウドバンクに均等に1/3ずつ分散投資していたら、最大でも、資金の1/3を拘束されただけで済んだのです。

リスクの高いソーシャルレンディング会社に、一社集中投資をするのは大変に危険です。
安全に投資を続けたいのであれば、一社のみの集中投資は絶対に避けましょう。

人気の高い会社は投資できないことも多い

またもう一つのリスクとして、人気の高いソーシャルレンディング会社にはなかなか投資できないというリスクがあります。
2020年現在、ソーシャルレンディング会社でも問題が大きかった会社は淘汰され、現時点で運営されているソーシャルレンディング会社は、それなりに安全の高い会社ばかり体の高い会社ばかりです。

それだけに人気の高いソーシャルレンディング会社には投資家の資金が集中し、案件募集開始時後からわずか数分で満額に到達してしまうことも多いのです。

オーナーズブックやFundsでは、投資家に公平な投資機会を提供するために、抽選制度を導入しています。
逆に言えば抽選に当選しないと、ソーシャルレンディング案件に投資できないのです。

投資ができなければ当然利益は発生しません。お金は無駄に遊ぶ時間が長くなります。
色々なソーシャルレンディング会社を併用していけば、資金を遊ばせることなく、適時資金を運用して利益を上げられます。

運用期間を長期ばかり選んでしまう


長期運用案件ばかりを選んでしまうのも、リスクにつながります。
長期運用案件は長期間安定して配当金が得られるメリットがあります。

しかし同時に長期間資金を拘束されるリスクも存在しているのです。
ソーシャルレンディングは、途中で解約はできません。
それは貸し付けを行っているからです。貸付時の契約で一定期間貸付を行い、その期間が終了したら返済を行うことが定められています。

貸した側の都合で、急にお金を返せとは言えないのです。
それだけに自分がお金が必要になった時に、長期のソーシャルレンディング案件に投資していると、自由にそのお金を使えません。

家庭の事情なので大金が急に必要になった時、本来ならば使えるお金があるのに、ソーシャルレンディングに投資していたばかりに、不便さを強いられることもあるのです。
長期案件ばかりに投資していると、資金拘束リスクが発生することを知っておきましょう。

ソーシャルレンディング投資初心者の鉄則


それではソーシャルレンディング投資でリスクを避けるために必要な、初心者でもできるリスク軽減策にはどういったものがあるでしょうか。

低~中利回り案件を選ぶ

高利回り案件は、リスクが高いです。
それは先に挙げたように、高利回り案件ばかりを提供していたソーシャルレンディング会社が、ほぼ全て営業停止状態に陥ってることからも明らかです。

返済リスクを避けるためには、利回りがやや低め~中程度。つまり~5%前後のものから始めるようにしましょう。
投資で利益を出そうと焦ることは、必ず失敗につながります。

まずはローリスクローリターン投資から始め、自分が経験を積み、また資金に余裕ができて、リスクを許容できるようになった時点で、ハイリスクハイリターンな投資先を選べるようにしましょう。

分散投資する

絶対必要なのは、分散投資です。
ソーシャルレンディング運営会社がいつ倒産するか、それは誰にも分かりません。

それだけに安定性の高い会社を中心に、ソーシャルレンディング会社は同時に5社程度は利用しておきたいものです。
会社を分散して事業者リスクを避けるだけではありません。色々な会社を利用すれば、投資先の業界や、投資する国も分散できます。
様々な意味で、分散投資はリスク軽減が可能になるのです。

ソーシャルレンディング投資は、決して難しい投資ではありません。
ここであげてきたポイントをきちんと守っていけば、初心者の方でも高い確率で利益を得ることはできるでしょう。
是非ともここで挙げたことを覚えて、投資先を選んでください。

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