ソーシャルレンディング

【移行済】ソーシャルレンディング投資の長期案件と短期案件の違いとは

ソーシャルレンディング投資をするときには、ソーシャルレンディング案件を選びます。
そして、ソーシャルレンディング案件には、それぞれ運用期間が決められています。
短いものでは3ヶ月間の運用というものもありますし、長いものは2年以上。案件によっては、5年以上という案件もあるのです。
ソーシャルレンディング投資をするときに、短期運用案件と長期運用案件の、どちらを選ぶ方が良いのでしょうか。
それぞれの案件のメリットとデメリット、そしてさらにどちらを選ぶべきかをお伝えしていきます。

長期運用案件は長期間安定した収入が入る


ソーシャルレンディングの長期運用案件とは、主に2年以上にわたって運用される案件です。
ソーシャルレンディング案件に投資した時、運用期間24ヶ月と決まっていれば、2020年2月から2020年2月まで運用される案件となります。
そこで年利が5%だとしましょう。
100万円を投資していた場合、年間の配当金は5万円です。5万円を12で割った金額が、運用期間の24ヶ月ずっと入ってくるのです。
基本的にその配当期間内に、投資家は特に行う作業はありません。待っているだけで、毎月自動的に自分の口座にお金が入ってくるのです。
長期間にわたって、不労所得を手軽に得ることができます。

短期運用案件はリスクを避けられる


短期運用案件は、3ヶ月や半年といった運用期間です。
2020年1月に半年の運用期間で募集されている案件があったとします。その場合、2020年2月から2020年7月まで運用されます。
年利5%で100万円を投資した場合、年間の配当金額は5万円ですが、半年の場合、実際に配当金が入ってくるのは2~7月だけなので、収入は25000円です。
25000円を6で割った金額が毎月入ってきます。
毎月収入が入ってくるということは長期運用案件と変わりはありません。
しかし、安定して収入が入ってくる機関が短いので、運用期間が終わったらまた次の投資先を探さなければいけません。

短期案件と長期案件の大きな違い


ここで注意をしておきたいのが、ソーシャルレンディング貸付による金利収入を得るという投資手法であることです。
お金を貸す時には賃借契約を結日ますが、貸付期間中に急にキャンセルして、お金をすぐに返してほしいということはできません。
つまり長期運用案件として、2年間の案件に投資すると、その2年間ずっと自分のお金を動かすことができなくなってしまいます。
短期運用案件も運用期間中にお金を動かすことができない点は変わりませんが、運用期間自体が短いので、しばらく待てばお金が手元に戻ってきます。
ここが大きな違いだと言えるでしょう。

長期と短期それぞれのデメリット


長期運用案件と短期運用案件には、それぞれのデメリットもあります。
投資とは、必ず利益が出るものではありません。
投資が失敗のした時の、リスクやデメリットもしっかりと知っておく必要があります。
それぞれのデメリットをお伝えします。

長期運用案件は資金を拘束される

長期運用案件の最大のデメリットは、先に挙げたように、長期間にわたって資金を拘束される点です。
2年間の案件に100万円を投資した場合、その100万円は2年間自由に使うことができません。
2年間の間どのようなソーシャルレンディング業界のリスクが起こって返済遅延が発生するのか、そのリスクは未知数です。
また、お金が必要な状況が起こる可能性もあります。
ソーシャルレンディング業界は、実際に2017年から2018年にかけて大きな複数の問題が発生しました。その間に投資していた投資家は、自分の資金を拘束される状態が続いている人もいます。
もちろん自由にお金を動かすことができない点は、長期運用案件でも短期運用業案件でも変わりません。
ただし、長期運用案件であればあるほど、リスクに巻き込まれる可能性が高くなるといえば。
そして運用期間中お金が動かせないと、絶好の投資のチャンスが巡ってきたのにソーシャルレンディングにお金を回していたので、その新しい投資先にお金を投入できないということも考えられます。
その他にも、

  • 自宅の購入
  • 結婚
  • 子供の進学
  • 病気

などでお金が必要になった時に、お金があるのにそのお金を使えず、不便を強いられることも考えられるでしょう。
手元に投資に回せるお金があっても、その全てを長期運用に案件に回すのは大変にリスクが高いと言えます。

短期運用案件は効率が悪い

短期運用案件は長期運用案件と比べれば、リスクが小さいです。
ただしその代わり、投資効率が悪くなる弱点があります。
ほぼ全てのソーシャルレンディング案件では、資金の募集が行われた後、実際に貸し付けを行い資金が運用されるまで。2週間から一か月のタイムラグが発生します。
そして更に運用案件が運用終了した後、投資家の基にお金が戻ってくるまで、2週間ほどのタイムラグが発生します。
つまり、ソーシャルレンディング案件の前後で1ヶ月ほど無断時間が生まれるのです。

仮に100万円を運用期間半年の案件に投資した場合、資金を拘束される期間は6ヶ月ではなく、約7ヶ月です。
これが運用期間2年間の案件であれば、1ヶ月の無駄な時間がが発生しても、運用24ヶ月に対しての資金拘束25ヶ月ですから、そこまで無駄な時間の割合は高くありません。
しかし運用期間が短ければ短いほど、運用期間に対する無駄な時間の割合は大きくなってしまうのです。
実質的な利回りが低下するといっても、良いでしょう。
収益性を求めるのであれば、短期運用案件は投資効率が良くありません。
また案件の運用終了後に、すぐに次の投資案件が提供されるとも限らないのです。
資金を常に運用しておきたい人にとって、短期運用案件はあまり魅力的ではないと言えます。

長期案件の多いソーシャルレンディングサイト


自分は安定した投資先でかつ長期案件を中心に投資をしたいという人向けの、ソーシャルレンディングサイトをご紹介します。

オーナーズブック

株式会社ロードスターキャピタルが運営している、不動産案件専門のソーシャルレンディングサイトです。テナントビルやオフィスビル、マンションなど、東京都内の不動産を中心とした購入資金の募集を行っています。
担保にはそ都内の不動産が提供されており、情報開示も進んでいるので、担保の信頼性も高いです。
オーナーズブックが運用する案件の運用期間は1年から3年程度。中には5年というものもあります。非常に長い期間にわたって安定した収入を確保できます。担保の信頼性も高く、また運営元が上場企業であるため、倒産リスクや不正発生リスクも低いです。

短期案件の多いソーシャルレンディングサイト


長期運用案件はリスクが高いので、できるだけ避けたいという方は短期運用期間中心に案件を提供してくれる、ソーシャルレンディング会社を探してみましょう。

レンデックス

こちらも不動産開発案件を中心とした、ソーシャルレンディングサイトです。
特徴としては、ほぼすべての案件が12ヶ月未満という短期・中期の運用案件です。案件の中には、3ヶ月や6ヶ月の短期案件もあります。
3ヶ月の案件は無、担保無保証というリスクの高い案件です。
ただその代わり利回りが10%以上と非常に高く、短期間の返済のため、元本が返ってこなかったという貸し倒れ事例も、今まで一度も起きていません。

6ヶ月から12ヶ月の案件は、利回りが6%が8%程度とソーシャルレンディング業界の平均より高い数字です。しっかりと担保も設定されているので、貸し倒れが起きた時でも、資金を回収できる可能性は高いと言えます。

その他の会社では、短期案件と長期案件の両方を提供しているSBIソーシャルレンディング会社という会社もあります。
まずは色々なソーシャルレンディング会社に口座を開設し、それぞれの会社の提供する案件の特徴などを調べてから、投資に臨むようにしましょう。

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