ソーシャルレンディング

【移行済】ソーシャルレンディング投資の手数料の種類は?どこが安い?手数料を安くする方法は?

ソーシャルレンディング投資は初心者でも始めやすく、利回りも高いことから最近注目を浴びている新しい投資です。しかし投資は、なにかと手数料がかかるもの。せっかく投資を始めるなら、できるだけ手数料を安くしたいですよね。

そのためには、

  • ソーシャルレンディング投資ではどんな手数料がかかる?
  • 手数料を安くする方法はないの?
  • 手数料が安い事業者は?

などを知りたいですよね!

そこでこの記事では、

  • ソーシャルレンディング投資にかかる費用
  • 入金手数料を無料にする方法
  • 手数料を無料にできる事業者

についてくわしく解説します。

ソーシャルレンディング投資にかかる費用


一般的に、投資商品を購入する際にかかる手数料は以下のようなものです。

  • 口座開設手数料
  • 口座維持手数料
  • 購入手数料
  • 運用手数料
  • 売却手数料
  • 入金手数料
  • 出金手数料

そしてソーシャルレンディング投資では、以下の手数料は無料です。

  • 投資家登録に関する手数料
  • 口座開設手数料
  • 口座維持手数料
  • 投資案件の取引に関する手数料

また、以下の手数料が投資家から直接取られることもありません。

  • 購入手数料
  • 売却手数料

ソーシャルレンディング投資では基本的に途中解約はできないので、売却手数料はありません。

ソーシャルレンディング投資でかかる費用は、以下の3つです。

  • 管理手数料(運用手数料)
  • 入金手数料
  • 出金手数料

これらの手数料が必要かどうかは、ソーシャルレンディング事業者によって違います。ここからは、それぞれの手数料について詳しく解説していきます。

管理手数料(運用手数料)

ソーシャルレンディング投資では投資家から管理手数料を直接取ることはありませんが、それだとソーシャルレンディング事業者が利益を得られないので、融資先から手数料などの名目で報酬を取っています。

ソーシャルレンディング投資では、ソーシャルレンディング事業者がネット上で投資家からお金を集め、お金を借りたい企業に融資します。お金を借りた企業は元本とあわせて利息を返済しますが、その利息の一部を事業者が営業者報酬として取り、残りは出資金額に応じて投資家に分配されます。

そして、事業者のサイトで掲載されている想定利回りは次のように計算されたものです。

想定利回り=貸出金利ー営業者報酬

たとえば、お金を借りたい企業への貸出金利が15%でソーシャルレンディング事業者の営業者報酬が5%なら、投資家に分配されるのは残りの10%です。

このように融資先から手数料を徴収しているので、企業への実際の貸出金利は、投資家に提示されている想定利回りよりも高くなります。そのため、想定利回りが高いほど貸し倒れ(デフォルト)のリスクは高くなっていきます。

間接的に管理手数料を徴収する事業者がほとんどですが、管理手数料(運用手数料)を投資家から徴収する事業者もあります。それがクラウドクレジットです。

クラウドクレジットでは管理手数料ではなく運用手数料(営業者報酬)と書かれていますが、「出資金額に一定の率をかけた営業者報酬を取る」としています。

営業者報酬は案件ごとに事業者が決めており案件の詳細ページで確認できますが、契約締結前交付書面でも確認できます。

入金手数料

ソーシャルレンディング投資では、案件に投資するにはまず投資口座に資金を入金しておく必要があります。通常、手持ちの銀行口座から投資口座に入金する際には振り込み手数料がかかり、手数料の金額は利用している金融機関によって異なります。

しかしSBIソーシャルレンディングという事業者なら「クイック入金サービス」、クラウドバンクという事業者なら「即時入金」というサービスがあり、振り込み手数料を無料にすることができます(振り込み手数料は事業者負担)。

「クイック入金サービス」または「即時入金」は、ソーシャルレンディング事業者と提携している金融機関にインターネットバンキング口座を持っていれば利用できます。利用したい事業者が決まっているなら、事業者と提携している金融機関のネット口座を開設しておくのもいいですね。

また、ネット銀行の中には条件によって他社への振り込み手数料が無料になるサービスがついているところがあるので、それらを利用するのもおすすめです。

出金手数料

出金手数料がかかるかどうかは、ソーシャルレンディング事業者によって違います。出金手数料は、払い戻し手数料と表記されることもあります。

たとえば、OwnersBookという事業者の出金手数料は一律300円(税別)です。また、maneoという事業者では最低でも54円、「三菱東京UFJ銀行以外で3万円以上」なら432円がかかります。

利用したい事業者の出金手数料はあらかじめ調べておきましょう。

ソーシャルレンディング投資で手数料がかからない事業者


管理手数料(運用手数料)がかかってもかからなくても、ソーシャルレンディング事業者の営業者報酬が差し引かれた数字が想定利回りとしてサイト上に掲載されているので、そこまで気にする必要はありません。

問題は、入金手数料と出金手数料です。この2つの手数料を無料にできるソーシャルレンディング事業者は次の5つです。

事業者名 入金手数料 出金手数料
SBIソーシャルレンディング クイック入金サービスなら無料 無料
クラウドバンク 即時入金なら無料 日本円の出金手数料は無料
クラウドクレジット 投資家負担 月1回無料
LENDEX 投資家負担 無料
Funds 投資家負担 無料

入金手数料はクイック入金サービスなどがなければ投資家負担となりますが、振り込み手数料が無料になるサービスがあるネット銀行を利用すれば、どの事業者でも無料にできます。

出金手数料は自力で無料にはできないので、出金時の手数料が無料の事業者を選ぶしかありません。なお、クラウドクレジットでは出金は月1回まで無料でできますが、同月2回目以降は756円の事務手数料がかかります。

またクラウドバンクでは日本円の出金手数料は無料で、最低出金金額は原則1,000円ですが、1,000円未満でも全額を出金するなら出金が可能です。しかし米ドルの出金手数料は、出金先がみずほ銀行の口座なら4,000円、そのほか銀行口座なら6,500円となり、金融機関によってはさらに別途手数料がかかる場合があります。

まとめ


ソーシャルレンディング投資でかかる手数料は、管理手数料(運用手数料)、入金手数料、出金手数料の3つです。基本的に、これら以外の手数料はかかりません。

管理手数料(運用手数料)がかかる・かからないに関わらず、どちらの場合でも投資家に提示される利回りはソーシャルレンディング事業者の営業者報酬がすでに引かれた数字なので、この手数料についてはそこまで気にする必要はありません。

入金手数料は、他社への振り込みが無料になるサービスのあるネット銀行の口座を開設すれば無料にできます。一方、出金手数料は自力で無料にはできないので出金手数料が無料のSBIソーシャルレンディング、クラウドバンク、クラウドクレジット、LENDEX、Fundsの中から選ぶといいですね。

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