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FXの自動売買詐欺の実態とは?見抜く方法や過去に摘発された悪徳業者の事例を紹介!

「FXの自動売買で誰でも簡単に稼げる方法があるって広告を見たけど本当かな?」

「FXの自動売買情報が詐欺かどうか見抜く方法を教えて!」

など、ネットやSNSをやっていると、FXの自動売買に関する広告を一度は見たことがあるのではないでしょうか?

どう考えても怪しいとは思いつつも、「もしもFXの自動売買で稼ぐことができたら、夢の不労所得が実現できるんじゃ!?」と、甘い誘惑に駆られそうな気持ちになってしまいますよね。

今回は、FXの自動売買詐欺の実態や自動売買詐欺を見抜く方法について解説した上で、実際にあったFX自動売買詐欺の実例をご紹介していきます。

FXの自動売買詐欺とは?


FXの自動売買詐欺とは、「誰でも簡単にFXで放置しておくだけで稼げます!」「このFX自動売買システムを使えば不労所得が実現できます!」といった甘い宣伝文句をうたった詐欺の総称です。

FXの自動売買詐欺には、大きく分けて2種類のものがあります。

一つは、SNSなどで宣伝されているFXの自動売買システムを買うために入金したら最後、一切連絡がなくなってしまうというものです。お金を振り込んだにも関わらず、その対価としての商品が届かないという、典型的な詐欺行為にあたります。

もう一つは、バックテストが改ざんされた悪質な自動売買システムを売るというものです。このケースでは、入金の対価として自動売買システムはちゃんと納入されます。しかし、その中身が問題です。言ってみれば、商品のケースは立派であるにも関わらず、中に不良品が入っているようなものだと捉えてください。

FXでは、システム(EA)を買って、MT4などのFXツールに実装すれば、自動売買をすることが可能です。これらのシステムでは、「過去の相場ではどのような成績になっていたのか?」を示すバックテストデータが重視されます。

しかし、バックテストの結果は改ざんすることが可能であり、また過去のバックテストで良い成績を出していたとしても、将来的に利益を出し続けられるかどうかは分かりません(このような行為は「カーブフィッティング」と呼ばれます)。

FXで利益が出せるようになることを期待してシステムを買ったにも関わらず、そのシステムが機能しないものだったとしたら、自動売買をしても損失が積み上がっていくだけです。

FXの自動売買詐欺を見抜くにはどうすればいい?


「FXの自動売買で詐欺行為が横行していることは分かったけど、じゃあどうすれば詐欺を見抜けるんだろう?」と思ってしまいますよね。

FXの自動売買詐欺を見抜くための方法を心得ておきましょう。

そもそも本当に儲かるシステムなら他人に教えない

実際の所、FXの自動売買で利益を出している投資家やトレーダーは存在しています。しかし、多くの場合は、自動売買で利益を得ているシステムや手法を他人に教えることはありません。

そもそも、「もしも自分自身が、利益が出る自動売買システムを持っていたとしたら?」と考えてみましょう。

いくら金銭譲渡するとはいえ、不労所得が実現できるシステムを他人に教えるでしょうか?仮に教えるとしても、家族や知人、親友など気が知れている人に限定して教えるはずです。

そもそも、FXに限らず、投資の世界では、情報は最も価値のあるものです。

利益が出る自動売買システムの情報を公開してしまえば、その情報がたちまち広がってしまい、そのシステムでは利益が出なくなってしまいます。ちなみに、これは「トレーダー効果」と呼ばれる現象です。

自動売買で利益を出している投資家やトレーダーが自らの手法やシステムを簡単に公開しないのは、この相場の原則を知っているためです。

「本当に儲かる情報はまず表に出てこない」と心得ておくだけで、FXの自動売買に限らず多くの投資詐欺に引っ掛かることはなくなります。

ネット上の投資情報は簡単に改ざんできる

「この自動売買システムは、ブログやSNSでちゃんと情報を公開しているから本物なんじゃ?」と思うこともあるかと思います。

近年、FX自動売買詐欺は高度化していることに注意が必要です。

利益になった取引の一部だけをブログやSNSで公開していて、損失になった取引は敢えて公開しないといった情報の改ざんは容易にできることを抑えておきましょう。

安易にお金を入金しない

FXの自動売買詐欺に限らず、あらゆる詐欺は入金させることが最終目的です。逆に言えば、入金さえしなければ、詐欺に引っ掛かって被害が出ることもありません。

FXの自動売買システムが少しでも怪しい、胡散臭いと思ったら、それは100%詐欺だと思って違いありません。少なくとも、入金することだけは絶対にやめておきましょう。

近年は、SNS上でもお金のやり取りが簡単にできるようになってきたことから、見ず知らずの人にお金を入金してしまう人が増えています。便利なネット社会になった反面、詐欺業者が目を光らせていることに注意が必要です。

FXの自動売買詐欺で摘発された悪徳業者の実例をご紹介!


これから詐欺に引っ掛からないためにも、過去にFXの自動売買詐欺で摘発され悪徳業者の事例を見ていくことにしましょう。

事例1:FXの自動売買ソフト販売詐欺

2013年5月28日、大阪府警はFX取引や先物取引の自動売買ソフトを「絶対に儲かる」などと偽り販売していたとして、大阪西区のソフトウェア会社WAOの社長ら13人を詐欺の容疑で逮捕しました。

この事件では、SNSを利用して、20代の若者をターゲットに喫茶店などに誘い出して「人生が変わる」などと言って、自動売買ソフトを約95万円で販売されていました。しかし、このシステムはシステムの更新がなされず、正常に機能しなかったということです。

この事件は、典型的なFXの自動売買ソフト詐欺だと言えます。

そもそも、「絶対に儲かる」自動売買ソフトなら、他人に教えるはずがないのです。

事例2:FX自動売買をうたったマルチ商法詐欺

2014年9月3日、北海道警は、FXの自動売買ソフト開発による投資詐欺の容疑で、札幌市に本社があった投資関連会社オール・インの元幹部ら3人を逮捕しました。

オール・インは、実在しないFX自動売買ソフト「ビクトリーランFX」で高い運用益が得られることを名目に全国から出資金を募り、2万7,000人から総額337億円もの資金を集めたとされます。

このように、FX自動売買をうたったマルチ商法にも注意が必要です。

そもそも本当に利益が出る自動売買システムがあるなら、他人から出資金を集める必要はないのです。

まとめ


今回は、FX自動売買詐欺の実態や自動売買詐欺を見抜く方法について解説した上で、実際にあったFX自動売買詐欺の実例をご紹介してきました。

FXの自動売買詐欺を見抜く上で何よりも重要なことは、「もしも自分が自動売買システムを持っていたらどうするか?」と、相手の立場になって考えることです。そもそも本当に儲かるシステムなら他人に教えるはずがありません。

また、詐欺行為は入金させるまでがゴールです。逆に言えば、どれだけ情報に乗せられたとしても、入金さえしなければ被害に遭うことはありません。

自動売買システムや情報商材の中には、本当に機能するものもあることも確かです。しかし、大半の自動売買システムは詐欺師が作ったものだったり、アフィリエイトサイトへの誘導だったりするのが世知辛い現実です。

年金2,000万円問題をきっかけに、お金の運用に関する興味・関心が高まっています。ただ、その一方で、人々の不安な心に付け込んで詐欺行為を働こうとしている詐欺師が大勢いることには注意しておきましょう。

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