ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとはどんな投資?投資初心者におすすめの理由と注意点

近年、資産運用の新しい選択肢として人気を集めている「ソーシャルレンディング」。簡単に始められて高い利回りが期待できる上に、一度投資すれば満期になるのを待つだけなので投資初心者にもおすすめだと言われています。

しかし、
「ソーシャルレンディングってどんな投資?」
「リスクはないの?」
「なぜ初心者におすすめと言われているの?」
など、分からないことはたくさんありますよね。

そこで、この記事では、

  • ソーシャルレンディングとはどんな投資方法か
  • 初心者におすすめだと言われる理由
  • ソーシャルレンディングの注意点

についてくわしく解説します。

ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい企業と投資家を結びつけるサービス


ソーシャルレンディングとは、簡単に言うと、お金を借りたい企業と、お金を増やしたい投資家を結びつけるサービスです。

ソーシャルレンディングを運営する会社(事業者)は、ネット上で投資家からお金を集めて、企業に貸し付けて運用します。投資家は、ソーシャルレンディング事業者が運営するファンド(案件)に投資することになります。

そして、ソーシャルレンディング事業者からお金を借りた企業は、元本とあわせて利息も返済します。この利息のうち、何%かを営業者報酬としてソーシャルレンディング事業者がとり、残った分の利息が出資金額に応じて投資家に分配されます。

たとえば、企業への貸出金利が12%の場合、5%をソーシャルレンディング運営会社がとるとすると、残りの7%が投資家への利回りになります。

ソーシャルレンディング事業者は20社以上ありますが、予定利回りは5%~10%以上と全体的に高いのが特徴です。

株やFXでは、これほど高い利回りで安定的にリターンを得るのは難しいですよね。そのため、ソーシャルレンディングの最大の魅力は利回りの高さだと言われています。

初心者におすすめだと言われる理由


次に、ソーシャルレンディングが投資初心者におすすめの運用方法だと言われている理由を紹介してきます。投資の代表格である株やFXにはないメリットがソーシャルレンディングにはありますよ。

小額から投資できる

ソーシャルレンディングは小額から投資できる事業者が増えており、1万円から投資できます。最初は小額からスタートして、どんな感じなのか様子を見ることができるので安心ですね。

また、Fundsという事業者なら1円から投資できるので、気軽に始められますよ。

手間がかからない

ソーシャルレンディングは株やFX、仮想通貨などとは違い、値動きなどを気にする必要がありません。一度投資したら、運用期間が終わるまで、何もする必要はありません。

分配金を毎月振り込む事業者が多いので、不労所得に近い形で毎月収入を得ることができます。会社員など、忙しくて投資に時間を割く暇がない人の副業にも向いていますよ。

利回りが高い

ソーシャルレンディングは利回りが高いのが特徴で、利回りが低い案件でも2%、高い案件だと10%を超えます。

しかし、利回りが高いとその分不安になりますよね?なぜこんなに高い利回りでソーシャルレンディング運営会社が運用できるのかというと、利益はしっかり出ているのに銀行からお金を借りられない企業があるからです。

「銀行からお金を借りられない」と聞くと良いイメージはあまりないと思いますが、その企業が赤字・倒産の危険があるとは一概に言えませんよ。

じつは、次のようなケースでは銀行の融資を断られることがあります。

  • 企業の創業年数が浅い
  • 借入期間が短い
  • 借入金額が少ない

しかし、融資を断られても一時的にお金が必要になる場合もあるので、ソーシャルレンディングを利用するのです。

ソーシャルレンディング事業者はそれらの企業に対して、融資しても大丈夫かどうかを独自に審査をしてからファンドを組んでいます。しかし、リスクは当然あるので、自分できちんと案件の詳細を確認してから投資しましょう。

予定が立てやすい

ソーシャルレンディングでは、案件ごとに予定利回りや貸付期間があらかじめ決まっています。そして、案件ごとに、投資金額に応じてリターンがいくらになるのかすぐに分かるようになっています。シミュレーションができるので、イメージがしやすいですよね。

そして、相場が上下する株やFXなどとは違い、ソーシャルレンディングは安定的に運用できるので(リスクは当然ありますが)、長期的な投資計画も考えやすいですね。

初心者と経験者で差が出にくい

ソーシャルレンディング投資で投資家が決めることは、次の3つだけです。

  • 利用するソーシャルレンディング事業者
  • 投資する案件
  • 出資金額

この3つを決めるだけなので、投資初心者でも玄人でも、結果に差は出にくいです。

株やFXなどは予備知識がないと難しいですが、その点ソーシャルレンディングは初心者でも取り組みやすいですね。

ソーシャルレンディングの注意点


ソーシャルレンディングは手間がかからず、高い利回りで運用できますが、当然リスクもあります。ここからは、ソーシャルレンディングに投資するうえで知っておくべき注意点を紹介します。

返済遅延や貸し倒れ(デフォルト)の可能性がある

ソーシャルレンディングには、お金を借りた企業が事業の失敗などで返済できず、事業者が資金を回収できない場合があります。これを「貸し倒れ(デフォルト)」と言い、投資したお金がまったく戻ってこないケースもあります。

実際に、いままで貸し倒れ(デフォルト)は発生しているので、リスクがあることは頭に入れておいてくださいね。

次に、返済遅延になる可能性もあります。ソーシャルレンディングでは、案件ごとにそれぞれ運用期間が最初に決められていますが、その期間を過ぎてもお金を借りた企業が返済できないことを「返済遅延」や「延滞」と言います。

返済遅延になった場合どうなるかについては、次の3つのパターンが考えられます。

  • 返済は遅れるが、最終的には元本+利息がどちらも返済される
  • そのまま貸し倒れになり、お金が戻ってこない
  • 返済もなく貸し倒れにもならずそのまま

3つ目のパターンは、返済遅延になったまま何年も進展がなく、そのままの状態になってしまうことです。

ソーシャルレンディングで投資する以上、これらのリスクをなくすことはできません。しかし、不動産や株式などを担保にした案件を選ぶとリスクを減らすことができます。担保付きの案件で、企業から返済がされない場合、不動産などの担保を売却することで資金を回収できるので、投資家への影響は減りますよ。

元本は保証されない

そして、ソーシャルレンディングでは元本は保証されません。さきほど紹介した担保付きの案件を選ぶとリスクを減らすことはできますが、リスクを0にはできません。

元本が保証されている金融商品には定期預金や個人向け国債などがありますが、金利は高くても0.1%程度です。「この金利でいい」と言う人には元本保証の金融商品が向いていますが、「多少リスクをとってもお金を増やしたい」と言う人にはソーシャルレンディングがおすすめです。

ソーシャルレンディングは株やFXなどのハイリスク・ハイリターンの投資方法とは違い、ミドルリスク・ミドルリターンと言われています。リスクを下げつつ、運用することができますよ。

「利回りが高い+運用期間が長い」はリスクが高くなる

さきほど説明したように、ソーシャルレンディングでは、ソーシャルレンディング事業者が営業者報酬をとっているため、実際に企業に貸付されるときの利率は、投資家に示されている利回りよりも高くなります。

それだけに、高い利回りである案件ほど、お金を借りる企業にとっては負担が増し、貸し倒れのリスクが高くなります。

そして、運用期間についても注意が必要です。ソーシャルレンディングの運用期間は、案件や事業者によってバラバラですが、短いもので数カ月、長いもので3年です。運用期間の途中で投資をやめることはできません。

運用期間が短いとその分早くお金が戻ってくるのでリスクは少ないです。しかし、期間が短い分リターンは少なくなり、次の投資案件を探す手間もかかります。

一方、運用期間が長いとその期間中にリーマンショック級の経済危機などが起きる可能性もあり、リスクは高くなります。しかし、期間が長いとリターンは増えますし、放っておくだけで運用できます。

リスクだけを考えるなら、利回りが低く運用期間が短い案件がいいでしょう。しかしだからといってリスクが0になるわけではないので、公開されている資料をよく見て、信頼性の高い案件を選びましょう。

1つの案件に集中的に投資するのではなく、複数の事業者で複数の案件に分散投資するといいですよ。

まとめ


ソーシャルレンディングとは、財務的に健全なのに銀行などからお金を借りられない企業と、お金を増やしたい投資家とを結びつけるサービスです。

ソーシャルレンディングは株やFXなどとは違い、予備知識がなくてもできる上に、一度投資すれば満期になるまで何もする必要がないので投資初心者にもおすすめです。また、利回りが高いので、ミドルリスク・ミドルリターンで安定的に運用できます。

ただし、当然リスクはあり、元本の保証はありません。そのため、予定利回りが低くめでも、信頼性の高い案件を選ぶことが大切です。そして、分散投資を心がけましょう。

小額から投資できるので、興味があれば気軽に始めてみてくださいね。

本ページの内容は掲載時点での情報であり、最新情報は必ず各公式サイトにてご確認をお願いいたします。